『和訓栞』中編三十於

おしいた

中古より、書院におしいたの粧といふことあり、室町家の中比に、歌の会式を書るに、彼是押板の本尊には、人丸の絵像と見ゆ、今の床なるべし天正本の太平記に、書院と云々、机板には王羲之が草書等也といへり、今云書院床の事と見え侍る、