2011-04-29から1日間の記事一覧

ipadアプリ

東京時層地図を購入。もともとがiPhoneアプリらしく画面が小さいのが難だけど、街歩きが更に楽しくなりそう。

『正徹物語』201篇

歌の数寄につきてあまたあり。茶の数寄にも品々あり。先ず茶の数寄といふ者は、茶の具足を綺麗にして、建盞・天目・茶釜・水差などの色々の茶の具足を、心の及ぶ程たしなみもちたる人は、茶数寄なり。これを歌にていはば、硯・文台・短冊・懐紙などうつくし…

『正徹物語』107篇

道風・佐理・行成をば皮肉骨にあてたる、道風は骨髄にとほりたる体を書き、佐理は肉の体を書き、行成は皮の分を書きけるとかや。三人大略同時の者なり。道風が末つかたに佐理出で来、佐理の末つかたに行成は出で来しなり。伏見院は、道風・佐理が筆体を写し…

『正徹物語』27篇

為兼は、もってのほかみめわろき人なり。大内にて女房のありしに、手をとらへて、「今夜」と契り給ひければ、女房の返事に、「御主のかほにてや」といひければ、詞の下にて、 さればこそよるとは契れ葛城の神も我が身もおなじ心に とよみ侍る。

『正徹物語』22篇

初心のほどは、さのみくひほり入りて案ぜずとも、颯々と安く詠みならふべきなり。いかに骨を折りたれども、位さだまりたれば、上からみればさしたる事もなきなり。いかに案じたりとも、我が位程なる歌ならでは出で来ぬ物なり。(後略)

通勤読書

徃きの電車で、下坂さんの『京を支配する山法師』読了。 帰りは『正徹物語』を読了。

某大

今年度の東京での初講義。今日から3日間、文化財修復系の集中講義。行事弁として出勤。 院のコース主任と些か談義。文化財レスキューの現状をうかがう。先だっての日研でもシンポがあったが、緊急に対応せねばならない喫緊の課題。それが手弁当で云々という…