2011-04-29 『正徹物語』27篇 史料 為兼は、もってのほかみめわろき人なり。大内にて女房のありしに、手をとらへて、「今夜」と契り給ひければ、女房の返事に、「御主のかほにてや」といひければ、詞の下にて、 さればこそよるとは契れ葛城の神も我が身もおなじ心に とよみ侍る。