2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『太平記』第四巻 三「宮々流し奉る事」

平相成輔をば、河越三河入道円重具足し奉り、これも鎌倉へと聞こえしが、下しも着け奉らで、相模国早川尻にて失ひ奉りけり

『花園天皇宸記』文保元年三月廿八日条裏書

南殿拝座、坤向敷之、仍引直着座〈須仰蔵人直之、而依便宜聊引直、已欲着座時見付之故也〉、屏風立様不似先々、公躬朝臣仰蔵人令直之、成輔奉行也、父卿随分嗜記録、而成輔頗疎略歟、当時毎人如此、職事皆不知公事 - 平成輔の花園院宸記での初出記事。気の毒…

某大

演習の概要発表の〆切。40名越えと云々。 所充を行い、所属教員へ連絡す。 また別学科の論研についてM田先生より相談あり。存念を申す。

成輔の墓

小文に纏めるため、南町の成輔墓へ参る。

『花園天皇宸記』元亨二年三月十九日条

晴、入夜雨降、慈什法印参、申末久領事、資朝申、惟輔卿称他行物詣之由不逢、但今儀者強不可仰遣歟、仍然者不可問答之由仰了、経顕参之間、此事仰合定資了、今日二条前関白相共女房〈院御方、并此方〉等見花、入夜帰来、 - 前後関係から鑑みるに、三年の記事…

『花園天皇宸記』元亨三年十月十七日条

親王元服奉行人、被仰行高之処、申子細、他人無其仁之由被仰下之間、維輔卿有勅免、奉行事可被仰成輔歟之由執申了、〈維輔卿、去年末久事、其沙汰之趣、参差之由、於関東訴申之条、不可然之間、有勅勘也、然而已及両年、前関白命之上、強非自身之重科、仍如…

某大

昨年の収穫祭リターンズで小田原邸園見学会を催す。 参加者は学生さんが17名とお子さんが2人。 小田原駅から小田原城へ参り御用米曲輪の庭園について説明。続いて石垣などを見つつ、報徳二宮神社の脇を通って清閑亭へ。 更に板橋まで脚を伸ばし古稀庵と松永…

史談

原稿のため、成輔のサルベージ。花園を読む。 1箇所、まったく人名比定が出来ていなかった所について、推定ながら気づきを得る。大慶々々。 これがあるから、何年たっても史料よみは止められない。というかうれしい。このhappinessを誰かに伝えたいわーと思…

某大系

夕刻前に飯田橋へ移動。印刷博物館近くの某書店へ参る。 顧問や編集さんの他、O石先生と打ち合わせ。 数年前からの企画について、委細を承る。 年内に目次立てと執筆陣を決め、来年夏までに執筆と云々。 またヘビーな案件を引き受けた感があるなぁ。

某大

O川先生にご相談しようと思って研究室へ伺うもご不在。 そのままキャンパスへ移動す。O本さんと些か清談。委細不能記。 週末の小田原見学会の資料印刷。またI神先生と次年度の学舎についてなどを相談す。

某史談

原稿書き用に渋谷へ参る。國大の図書館にて史料纂集の上賀茂社文書を読む。 成輔の文書が一点。禰宜補任の状なり。

某大

昼にキャンパスへ参る。 午後から史料講読基礎の導入講義の撮影なり。 3分×3本で、15分用なれども、打ち合わせも含めて13時から19時まで行う。 帰宅してからは週末の小田原邸園見学の資料作成。ペースは昨年の収穫祭の資料なり。深更に及ぶ。

手帳

次年度のMOLESKINEを落手。 今年度使っていた日本語版のマンスリーは発売せずと云々。而して通常のマンスリーを落手す。

どうでしょう

DVD到来。おまけが大泉さんの髪ってのは、本当に斬新やね。息子に「これ何?」と聞かれて説明に窮した。

某大

週末の見学会の下見として小田原へ参る。併せて史談のネタを考えるために図書館へも。 各邸園の距離は大凡把握出来ているので、まずは小田原城まで。庭園跡は埋め戻し中。 続けて図書館の郷土史室へ。Mさんと久方ぶりに会いご挨拶す。 また史談の内容を検討…

氏経

演習後、タワーの6階でHさんと合流し講読。 寛正6年11月から同7年の2月条まで読み合わせ。

基礎演

4回目。史料読みの前段階の講義。漢文の訓点などについて。

某大

國大での演習前に、まず出版のSさんと打ち合わせ。某対応はして下さると云々。有難い。 そして渋谷の博物館のHさんにご挨拶しに参り、次年度の民俗学の授業について些か相談す。来週改めてO川先生に相談する予定とす。 講師控え室ではH野さんと会えたので氏…

某大

毎度何かが起きているのでその対応に追われ、深更に至る。

片手技

名古屋のY田さんが来宅。所蔵の資料群の調査についてご相談す。 2月に現物の確認。8-9月に調査に参ることがほぼ確定。

某大

秋期の入学ガイダンスあり。キャンパスへ参る。 歴史の方は美術資料調査方法論が開講中なり。ご出講のT屋先生にご挨拶す。T本さんとは些か清談。 ガイダンスは教務が13名、ワークショップ以降が11名。FlyingCafeが19名と云々。 恙なく終わる。

山田孝雄校訂『倭漢朗詠集』岩波文庫「序説」

余はじめ漫然としてただ従来の諸家の説に従ひ、ただ意通ずれば足れりと思ひたりしが、後に、本書のよみ方の慎重に研究せざるを得ざるを感ずるに至りぬ。先づ、かの戀の部の詩句にある「行宮」を「アングウ」とよむことの時代錯誤(行をアンとよむは主として…

某大

正午に起床して仕事始め。メールの打ち返しをしているところ、所々、問題が発生。 細かい対応に追われる。なんだかなぁ。 メールの方は次年度の学舎の依頼や調整など。

休息

体調が甚だ宜しからず。久しぶりに12時間睡眠。

「氏経卿神事記」寛正六年十月二日条

晴、宮中木下兵師ノ京進ヲ地下相計、諸宮京進ヲ半済、諸田畠屋敷等ノ年貢ヲ可半済之由、牟民帳行之由有其沙汰之間、宮中奉行并山田近郷勢ヲ相催、取釼可引弓旨相定、因之歟地下長令爰禁無為、不然者神宮滅亡可極爰、

氏経

会議後にHさんと読み合わせ。寛正6年正月から10月条まで。

某大

午前よりコース会議のためキャンパスへ参る。 次年度計画のヒアリングの報告や、近々の開講科目について。 ヒアリングについては、小職の業務量について難ありと仰せあり。 次年度増えそうな授業数が抑制させるっぽい。 いよいよ、別件は確実か。

某大

来月の文化論のご挨拶兼打ち合わせのため、金沢文庫へ参る。 企画展示前の休館中ながら、N岡さんと打ち合わせ。段取りを決定す。併せて次年度についても、粗々言上す。 帰路はT田さんやHさんと清談。

某大

学舎の2回目も開講と云々。H企さんのご出講。而して國大の授業のため不参。 恙なく了ったと云々。珍重々々。 渋谷から帰宅してからはメールの打ち返し。 また、在学生が拙著の読書会をされると云々。気づけば日付が12月に変更になったもよう。とはいえ、その…

基礎演

学道之記の複製を持参して、活字と原本の違いからスタートして、活字をよむ大切さを説く。 出席カードでは、概ね意見もあり良しとするか。 来週あたりで講義は終わり、11月からは史料講読に入る予定なり。