M津文庫資料整理

2日目。所蔵者だった山田幸太郎氏は、名古屋温故会、名古屋史談会、郷土文化会などの幹事をされていたよう。史談会は名古屋市史の編纂に際して結成させた会で、温故会は大正に発足した会と云々。

史談会に関しては「名古屋史談会三十年史」があるものの、温故会はよく分からず。

ただし温故会発行の史料絵葉書シリーズは貴重なり。山田さんの所蔵資料も第100集において刷られていた。12枚ほどか。1枚は雨森善四郎所蔵の史料あり。これは名古屋の空襲で焼けたか。残りの史料もどれだけ遺っているのか確認作業が必要だろう。NDLでもすべての集が登録されておらず。貴重か。

また史談会や温故会を主導されたのは若山善三郎。皇學館でも教鞭をふるい、神宮史にも関わっていたようなのだが詳細は不明。名古屋の『郷土文化』に山田さんの追悼の文などがあり、そこである程度は詳細が分かった。