鎌倉遺文の月報

 十六巻から竹内理三先生が「兼仲卿記裏文書」について書かれている。
 それを確認しようと思ったら、十六巻が(一)、十七巻が(二)、十八巻が(三)、十九巻が(五)、二十巻が(六)、二十一巻が(七)。(四)は??

 (七)「正元々年治部少輔に任じた兼仲は、弘安七年(一二八四)正月、蔵人となって蔵人少輔とよばれたが、同十年(一二八七)十二月、右少弁にすすみ、正応元年(一二八八)左少弁、翌年右中弁と累進し、正応三年(一二九〇)左大弁、翌年七月蔵人頭、この年十一月参議となった。四十九歳である。裏文書は、こうした彼の官歴の変化につれて、その内容にも推移がみられることは、甚だ興味深い。しかも文永・正応の間の一二〇〇通にも及ぶ文書が裏文書として伝えられたことは、他に例を見ぬ、一大文書郡といわねばならぬ。」

 鎌遺の月報って別本になったりしないのでしょうか。
 すごく欲しいんですけど。