2017-03-17から1日間の記事一覧

山田孝雄『日本文体の変遷』

公卿の日記なども、本来漢文なるべきものが、されどこれは内々のものなれば、必ずしも厳密に法則を守る必要とせねば、国語を交へかき、或は文字の置様は、漢文の法則に従はずして、勝手に顛倒してかき、或は他の字の音訓を借りて書きたるもの漸く多くなりた…

山田孝雄『日本文体の変遷』

新幹線のともは山田孝雄『日本文体の変遷』の翻刻。碩学の話はホント、面白い。 - この記録書の体は上代の史部の文また古事記の文体の亜流たりと見るをうべし。 (中略) 古事記の文体の如きはその目的は漢字漢文をかりて、かくことを簡易にして、しかもなる…

『古事談』巻二

不作詩之人昇卿相事始自顕雅卿云々、不書消息之人昇卿相事始自俊忠卿云々〈此事伊通被進二条院造紙之中有之云々〉

某大

卒論発表会・卒業式・巡見とイベントのため、上洛す。 本日は歴史遺産の卒論発表会なり。午後より執行す。報告者は16名なり。然而、教室が狭く主任戒め申す。 後半になってから教室を移動す。報告内容は多岐にわたる。ただ時間が10分のため、技能を要す。 担…