鏡の会

帰宅が遅れ、夜半より鏡の会あり。

養和元年閏2月7日条なり。この「摩々」が、文治3年に登場する「山内尼」と建久3年に登場する「摩々局」と同一人物か否か。議論す。

早川荘については、石井進や竹内理三、福田以久生らの先行研究あり。

現代語訳吾妻鏡だと同一人物説を註として示している。然れども、内容を見てみるに山内尼=摩々局と、摩々とは別人物と思った方がよさそう。田端泰子も別人物として考察されていると云々。吾妻の現代語訳を使うときの注意点として、授業で使えそう。