ブックカバーチャレンジ

番外。その3

烏鵲坊『考古幻想 ー墓塔を訪ねて』(日本史史料研究会研究ノート1、日本史史料研究会企画部、2012年)

烏鵲坊とはペンネームで、M瀬今朝雄先生の御著書。

M瀬先生が墓塔の調査をされてて、よく同行されていると先輩のO田さんから編纂所の画像センターで聞いておりましたが、後日刊行されたのがこの本。

[補記]に「近世以降当り前のように墓石に彫られている個人名が、どういう経緯で発生したのか気になり、『般若』誌の穴埋めに雑筆し始め、今回を以て終焉を迎えた。この間、石造文化財に全く素人の筆者(後略)」とあるものの、中世の碩学、史料読みの巨人であるM瀬先生が墓塔に取り組むと、こうした論考になるというとても学びの多い一冊。

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