相国引退

 いま、改革路線(っていうのもずいぶんな言い方だけど)の功罪が問われている。
 そしてその改革を推進めた張本が次男坊の曹司に地盤を譲るとか。二世議員・三世議員が全く使えないかといえば、そんなことはないだろう。前近代だって「家」で君主たり得る人材を再生産していた訳だし。どうすればこの仕事の処理が出来るかを、親の背中を見られる人間の方が、初めて業界に入る人よりも適正があるというものだもんだろう。
 その地盤を譲る云々を以て、張本を批判するのは如何なものか。
 もともと、清和会・大蔵族という属性だった人が、時流にのって敵視していた郵政省を解体しただけ。その後始末は、民営化された職場の連中がさせられている訳だし。それに生保や銀行があてにならんという昨今、まだ国が保証する保険・銀行が存在して何が問題なのか。結局、そうした答えを聞いていないような気がする。

 と愚痴をここでも書いても致し方無し。勉強しよ。