某所と某科研

 某所で仕事をしてから、大学へ戻りweb管理。
 ついでに細々と調べごと。「宝印を翻す」=起請文を書く。というのはいつぐらいに成立する認識なんだろうか。
 現存する宝印を使った起請文は鎌倉後期に登場する(多くは東大寺文書)。そして「宝印を翻す」というのは戦国期の文書にはよくあるけど、室町期もそう多くはない。それらを勘案すると、宝印を使う起請文というのが全国に普及するのは戦国期よりの室町期ということなのか。