2008-05-22 佐藤進一『南北朝の動乱』 研究 国家権力の被支配者集団内部への浸透と、被支配者集団の政治参加とは相関関係にある。というよりはむしろ、前者は後者をまってはじめて達成されたといったほうが適当であろう。そしてこのようなありかたこそ室町幕府体制の特質なのである。