くずし字解読用例辞典

 東京堂出版が、歴研大会の時にデモを見せていたブツがようやく手元に。珍重々々。
 各文字のデータを点描化して類似するのを検索するシステムなんですかね。
 単体の文字ではなく、文章の場合だと、用例のデータを入れても改行された時や、あるかないか解らないような「候」とかを見つけるのは至難の業だろうから、実現には時間がかかりそう。でも、今回のような単体の字を調べられるというのは、ありえるわなぁ。つーか、郵政の読み取り機会だって、8割読めるんだから。
 実際インストしてみて、いじってみるとなかなか面白い。実際に調査や釈文を起こすときに重宝しそう。
 あと、コピーガードがかちっとしているからと歴研の時に売り子さんに釘を刺されたから、フルインストールが出来ないのかと思っていたけど、30日ごとにオリジナルディスクが確認出来れば良いようなので安心。
 使う度にROMが必要ならば、ドライブがないノーパソを持って調査に行けないし。よかった。
 難点としては、ポインティングデバイスでは手書きするのはムリなトコか。最低限マウス必須。