後水尾の子。追号は孝霊・孝元からとったと云々。
江戸期の天皇として、研究が以外とあったりするらしい。
諡号の件で調べていたら、ぶち当たった人。論文を読んでいたら、後陽成の後、途絶していた勅勘を連発してみたり、誓詞血判徴収の制度を作ってみたりと、なかなかに興味深い御仁のような。
『基熙公記』って刊本があるのかなぁ。もっと掘り下げてみたいけど写真や影写だけだとちょっと敬遠したいかも。
ちなみに主要参考文献は以下。
山口和夫「霊元院政について」今谷明・高埜利彦編『中近世の宗教と国家』 岩田書院 1998年
久保貴子『近世の朝廷運営 朝幕関係の展開』岩田書院 1998年