編纂所

昼前に本郷に参る。東京駅で乗り換えたものの、緊急事態宣言が出されるためは人出は疎ら。YK館向かいの永坂庵にてひと手繰り。

本郷周辺の古本屋もあまり開いてなく、午後いちに赤門前でI崎さんと合流す。

修補室へ参る。

松尾の2号文書からの1巻をばらした状態での対面なり。巻子を外すことによって分かることが多々あり、頼朝文書や官宣旨などあいはぎの状態もよく分かった。

然るに戦後すぐくらいに仕立てた可能性ありと云々。そうすればちょうど東郷荘絵図を売却した折か。ともあれ糊の劣化もあるので、S財団あたりに申請すべきか。秋の申請になると思うので思案すべし。

後醍醐の綸旨については、すき返しのための前段階の文字片あり。そりゃ写真で見るとよく分からないから困るよなぁ。

返却が今年の10月なので、今月中くらいに料紙調査をすべしとT島さんより承る。然れども宣言下で東大の構内に入れるか不明。11日以降に治定すると云々。

途中、I上さんとM井さんも参りご挨拶す。I上さんから今年度の史料紹介についてコメントをいただく。編纂所の人はよくみているなぁ。