京博

naozari2012-10-18

心の補完のため京博へ参り、企画展「宸翰 天皇の書」を覧る。
いや、もう、壮観。これだけ宸筆を集められるのは京博ならでは。
目当ては言うまでも無く『花園天皇宸記』と消息。宸記の展示は前期が巻27、後半が巻28と云々。展示していた箇所は予想通り。この他、花園院の消息も多数。初見の九博の文書も見られて幸せ。
残念だったのは像と学道之記は後期と云々。宸記の巻28とともに後期展示も是非覧に来たい。
目立ったものでは伏見院の手が多数。企画展は伏見推しかと思う程。その他だと、光厳院の生々しい置文もあり。但し解説の後白河院を遠祖とする皇統意識云々は、長講堂で書いているんだし、そこまで特別なものなのかと思わなくもなく。
またミュージアムショップにて今回の『宸翰 天皇の書』のほか『王朝文化の華 −陽明文庫名宝展−』の図録を購う。
そしてなによりも花園院の像を絵はがきにしてたのはクリティカルヒット。