東博

仕事後、所用ありて東博へ参る。空海の企画展に立ち寄り見学す。
噂通りに盛況。さすが仏像ブームということか。
メインが密教美術ということもあって文書は少なめ。宝簡集も又続宝簡集も一巻ずつ広げられており、その他は聖宝の処分状や空海の風信帖など。
風信帖の巻末には
当関白殿下秀次公、以與山上人為御所望付、消息四枚之内一枚進上畢
  天正廿壬辰年四月九日
とあり。文書や美術品を蒐集していたようだけど、これもその一つ。よく東寺に戻ってきたもんだ。
展示最後の仏像曼荼羅は秀逸。東寺では間近で見られないけど、今回の展示では各仏像をじっくりを見ることが出来る。眼福。
今回の企画展で、一番驚いたのは第一と第二会場の相間にあるショップの数々。
東寺の売店のように、筆やら、硯やら、数珠やら、なんやらと。また、仏像フィギュアなども多々。それはそれで、嗜好の需要に対応するということで良いだろうけど、諸々暴利すぎ。クリアファイル1枚400円はないって。
本館へ移動し、一遍聖絵巻七を見る。むかーし、聖絵を一堂に集めた企画展の時にはゆっくり見る余裕もなかったけど、本館で部分展示される時には、ほんと人がいない。授業でも使うことがあるので、細かい部分まで確認。
そして本来の目的であるミュージアムショップで安土城考古博物館の『信長文書の世界』を購入。