山本小右記

参加者は如例。
長和元年四月廿五日条から廿八日条の途中まで講読。
自分の担当は廿六日条。
廿七日条は、三条と道長の対立が激しく現われる有名な段。
娍子立后に関する条文。
「天無二日、土無二主」は岡屋関白記にもある慣用句。また、鎌遺19208号の「内宮神主注進状」には「天無二日、地無二王」とあり。出典元の『礼記』(曾子問・坊記・喪服四制)だと「天無二日土無二王」。実資は「王」を「主」と書き換えたのか。
また、立后次第については、命令伝達経路の不備があることを実資が指摘しているけど、三条は意図してしたことか。要宿題。
猶、次回は十五日と云々。ミーティングのため、不参か。