三の丸尚蔵館

naozari2010-09-29

「皇室の文庫」展を覧る。恐らく、「薩長同盟裏書」がメイン。巻子仕立にされたもので、坂本さんの裏書の部分だけ裏打が捲れる仕様。また、大河では丁寧に真似て書いていたんじゃなかろうかという手。
そして、花園の日記は光厳の大嘗祭の絵の部分(巻三十五)。確か東博の皇室の名宝展でも、同箇所が展示されていたような。やはり絵の部分が分かりやすいからかしら。
ともあれ、小弓や蹴鞠より絵を嗜むのが好きだというだけあって、馬や牛車が緻密に描かれている。史料纂集だと絵画部分は小さいから原本を間近に覧れるのは嬉しい。
個人的には、展示室に花園を展開してくれれても良いんだけど。ともあれ、眼福。
図録は売り切れていて増刷中らしく、郵送を依頼して退散。