通勤読書

小谷野さんの『天皇制批判の常識』(洋泉社選書231)を読了。
天皇制批判というより、腰砕けな知識人を批判しているのがメインともとれる。
そんな中、気になったのが江戸時代に民衆は天皇の存在を知っていたかという話。
神田さんの『宗教で読む戦国時代』を読むと僧侶が説法を民衆にていて、説話も詳しく知られていたと。それであれば神社というのも同様に、御師のどさ廻りで御利益を話して布教(というかツアコンだったり、護符販売)をしているんでしょう。無論、御利益を話す=天皇を知る、に直結するかは検討を要するけど、もし一般的な神話まで話していたらスメラミコトって出てくるんじゃないかしらと思ったり。