通勤読書

 熊田さんの群書・古事類苑・国書総目録の出版文化史を読了。
 出版文化史という視点だけど、史学史としても非常に面白い一冊。
 古事類苑の初版では、官位部が予約者が最も少なかったというのは驚き。帝王部や神祇部よりニーズがないってことは、故実書が頭に入っている層が購買者ということか?
 また、昭和2年の再版の際の広告「世界的大宝典−西にエンサイクロベヂアあり、東に官選の古事類苑あり」ってコピーは良いなぁ。