某科研のサイト

 年度末に駆け込みで作ったものが、検索に引っかかり始めた模様。
 科研等の報告書は作っても関係者以外にはあまり出回らなくて、興味が合って且つ関係者に縁故を持たない人だと国会図書館でしかコピれない惨状であったりする中、サイトを作ってDBなり成果を公開することに大きな意味がありましょう。
 一昨年のCOEの報告書に載せた某文書一覧だって、GeNiiには引っかからないから、存在自体あまり知られてないだろうし。きっと今年度はそれをサイトで公開する手伝いをすることになると思うけど、これもwwwで公開することに意義があると思います。
 そんな中、リンクから辿って見つけた『これからホームページをつくる研究者のために』を無性に読んでみたかったりして。前に本屋さんで見かけて、買おうと思っていたのに失念しておりました。ええ。
 院生クラスでも、情報発信をすることによって、学外の友人を増やして様々なチャンスを得ることは可能なご時世。自分の拙サイトの内容がアカデミックかは兎も角、そうした面で沙漠で針を見つけるような僥倖を得ているので、つくづく思います。なので、文系(特に歴史系)の院生クラスが多くサイトを作るなり、科研のサイトの公開を手伝うことが出来れば、もっと歴史学が発展するでしょう。例えば、研究者の論文リストや、論文の批評が様々な形で公開されれば、『回顧と展望』以外の学会動向ソースとして、院生・学部生はもとより、一般の人も利用できるし。