修論・博論報告会

 修士・博士の現役と学部生一人。新木場にて。
 自分の報告タイトルは「中世国家論」。
 現状でしているとことは、国家観に過ぎないが、西洋的視点ではなく、史料に顕れるのは、あくまで儒学的な「国家」。その原点を忠実に読み込んで、当時の国家観を浮き彫りにしてみたい。ひいては、そうした国家観こそが中世国家なのだろうと思う。
 ただ、蒟蒻問答の「王権」とともに議論の俎上にのぼるかは確かに不安。石井先生の無国家論だって、派手な東国国家論に隠れていたし。
 とりあえず、書いていく論文は決めているので、包括的なテーマのタイトルを決めるのは、もうちょっと後の話になる。