相撲

 横綱が帰国するとかしないとか、散々報道することなんだろうか。甚だ疑問。
 というより、新聞で以下の記事を読みましたが、

 「相撲協会は、伝統、歴史、文化を言う資格はない」――。29日に就任したばかりの松浪健四郎文部科学副大臣が、朝青龍問題に関する日本相撲協会の対応を痛烈に批判した。

 朝青龍関と長いつきあいがあるという松浪氏は、大相撲などスポーツを担当する副大臣に就任。朝青龍問題での協会の対応について「小さいときから培われた思想が(日本人とは)違うという理解が欠落している。今までの小さな不祥事をあわせて一本という形で重い罰を与えたが、その折々に注意しておけばよかった」と指摘した。

 そのうえで「協会は、伝統、歴史、文化を言う資格はない。相撲は葬送儀礼として始まったのに、元横綱の琴桜(先代佐渡ケ嶽親方)が亡くなった時も、相撲も土俵入りもしなかった」と批判。「財団法人として文科省の思い通りにちゃんと運営してくれているか、これから見直していかないといけない」とまで言及した。
朝日新聞2007年8月29日条

 もともと相撲って「相撲節会」として成立し、

毎年七月に諸国から相撲人を召し集めて行う相撲を天皇が観覧する儀式。その起源は『書紀』垂仁天皇七年七月七日条に、当摩蹶速{たいまのけはや}と野見宿禰とが力を争った際に「捔力」とあるのを初めとする。
『平安時代史事典』より

 ってことだと思っておりました。
 また故実を知らない人の思い込みなんでしょうか。