全体報告書批評

 M1とくま。
 あとは全体討議。
 誤植だらけなのはおいといて(←自分も関与した部分は読み直したくない・・・)
 護符研究は如何にすべきかというのが最大の批判だろう。集めるのや見るとはとても楽しいんだけどねぇ。
 個人的に思うのは護符の発生というのが、牛玉宝印と一緒にしてもいいものか疑問。例えば道教的な鎮宅霊符や黄帝神符と、近世以降の「護符」は同一に扱ってよいものか。
 近世護符は、近世に多く作られた寺社によって創作された、対民衆用のものと認識できないか。鎌倉期において、仏像は厳密なきまりが存在していたが、宗教がより民衆的になったときデフォルメがなされる。それと護符が重ならないかと思ったり思わなかったり。
 少なくとも自分が関係するフランクコレクションなど、海外で保存されている大量の護符コレクションのデータ化は、時間軸のジグソーパズルみたいなもんで、地道にやって行くと、何年後かに有効な研究方法を見つけてくれる人が出てくるかも。。。知れない。