書籍

 鴨川達夫『武田信玄と勝頼 −文書にみる戦国大名の実像−』岩波新書1065
 佐藤進一『日本の中世国家』岩波現代文庫

 二冊購入。佐藤先生の本はついに文庫化されたか、という感じ。修論を書くときに何度も読んでいたけど、また文庫化されて通勤で読み直しそう。
 もう一冊は、史料の鴨川さんの新刊。戦国時代は鎌倉時代のような研究をしなければならないと、伝え聞いていたけれど、これがある種の答えというべきか。まさに、きちんと一通の文書に対して沈潜し読み込みを行う、という重要性を説く格好の良書というべき。面白いし、さくっと読める。

 あと、生島足島社の起請文と「二宮造立帳」が関係することを知ったので、ちょっと調べてみようかと。